金に困っている人間を見下すな、明日は我が身かもしれないのに
今日、溜めに溜めていた税金を払って来た。
わざわざ高知から東京まで来て、だ。でも払えてよかったし、何よりも溜めていた僕が悪い。
むしろ分割してくれてありがとう٩( ᐛ )و
感謝すべきなんだ。
と、前説はこの辺にしておいてここからはさっき行って来た市役所での話をしよう。
この話で伝えたいことはタイトルの意に尽きる。
お金で困っている人間を見下すな
僕は市役所へ着くと大金をポケットにドヤ顔で納税課へ歩を進めていた。そこで異変に気付いたのだ。どうも今日の市役所が騒がしい。
何があったんだろう。
原因はすぐに分かった。事件はまさに今から僕が向かおうとしていた税金からの解放場、納税のサンクチュアリ納税課で起きていたのだ。
1人の中年の女性が座ってうつむきどうやら泣きながら何かを弁明しているように見える。
それを取り巻くのは10人ほどの男性職員と2人の警察官だった。僕はその時こう思ったんだ。
暇なの?
さすがに10人もいらねぇだろ(笑)どっからどう見ても何にもしてないやついるし、ただ立っているだけのやつがいる。
5人間隔でそれっぽく腕を組んでいるおじさんだけを残せばことが済みそうである。いや、済むだろうね。
詳細はわからないけど、納税課にいるんだから納税でなにかトラブルがあったんだろう。
僕はどんなタイミングで納税に来てんだよ。なんて思いを抱きながら他の職員さんの指示で順をまち、無事受付に座ることができた。
僕は納税課には特に気を留めることもなく職員さんの仕事をじーっと見ていた。昔から好きなんだ人の仕事を見るのが。子どもの頃にレジ打ちに憧れたあの感覚が僕は未だによくある(笑)
少々それも飽きてきた頃、ふと納税課に目をやるとなんと人が増えている。
おい、アホか。
そういうの好きなやついるよなあ、、なんて目の前に広がる職員スペースに目をやると数人が立ってまで覗いているではないか。数人の20代、いや野次馬と化したBBAが発生していた。
話もうっすらと聞こえる。納税課の女性の話で楽しそうだ。
tところで僕は昨日、映画《ジュマンジ》を見て来た。名作だった。
僕がもし今スペンサーでありブレイブ・ストーン博士だったらリュックに入っているブーメランを取り出して市役所内でぶん投げていた。即刻首から上を跳ね飛ばしているはずだ。
そのくらい気分が悪くなった。
きっと納税課の女性の詳細を知ればその女性が悪いんだろう。じゃなきゃ暇人は15人も発生しないし警察官も来ないだろうしね。
ただそれでも笑ってる奴らはなんなんだ。何もせずにただ見ているやつはなんなんだ?
優越感にでも浸ってんのかな?とりあえずそのBBAと暇人の思考に理解が及ばない。
『お金に困ったことがないからだ』なんてことは1ミリも思わない。
お金に困らない生活を送ることはとても大変だからだ。十分に誇っていいことだとおもうし、大声で自慢したっていいと思う。
生まれもった地位でもなんでも関係ない。お金があるというのは良いことだ。
けど、お金があるから無い人を笑うことが許されるわけじゃない。そんな資格があるわけじゃない。
お金なんて明日には一瞬で無くなるかも知れない。可能性なんていくらでもある。病気に詐欺に事故、誰だって明日は我が身だ。
交通事故の加害者になんてなったら昨日までの幸せな日々は全て無くなるだろう。
いまいちイメージできないバカちんはさだまさしさんの《償い》でも聞いてみたらいい。
H264_償い 「主 文 被告人両名を懲役3年以上5年以下に処する。」 - YouTube
話がずれたけど今お金があるからといってそれがずっと続くなんて思わない方がいい。ましてやこの市役所の女性達のように笑っていたら痛い目を見る。
そういうのを周りは案外よく見てる。第一ほとんどの職員さんは自分の業務を当然だが全うしていたように見える。
この数少ない人の不幸を見て笑ってるような希少種になってはダメだ。それはもう僕から見たらただの気持ちの悪い奇怪種だ。
人間じゃねえ。
すっきりした。
これからまた別の市役所行って転出届けもらわないといけないんだからんっっ!
久しぶりの東京は筆が進んで困る。